夏至

昏れなずむ夕空、群青にあわくピンク色が混じって夏の色。あまりに綺麗だったので、もう少し近づけば広がるのではないかと橋まで来たけれど、空はずっと狭いままでした。いまはねず色、みたいのは桔梗色。夏至の空。今日もいちりんあなた...

五月雨

長雨にとじ込められる長い一日。今日もいちりんあなたにどうぞ。 五月雨にひとり日をふるながめこそなかなか伴のある心ちすれ 寂然 ガーベラ 花言葉「神秘」

祈り

あなたにとって、今この時間、朝の不安は去り、昼の痛みは癒え、ただ静かな夜でありますように。今この瞬間が、ただ幸せでありますように。今日もいちりんあなたにどうぞ。 . 今この瞬間、幸せでいましょう。それで充分です。 Now...

あわてなさんな

お父さん、今頃、どうしてるかしらね。そんなことを思っていたら、偶然みつけたこんな詩。お父さん、今頃、どうしてるかしらね。今日もいちりんあなたにどうぞ。 . 花をあげようと父親は云う 種子が欲しいんだと息子は呟く 翼をあげ...

信じ続けること

これまでの人生の中で一番大変なことは「信じ続ける」ことでした。なのに、これからの人生の中で一番大切にしたいことも「信じ続ける」ことでした。人ってそんなに変われないものですね。今日もいちりんあなたにどうぞ。 . 自分を信じ...

忘れる

なんでこうも、あれだけ気にかけていたことを忘れるかと、自分に対しての呆れと諦めがやまないこの頃に、随筆家の白洲正子のエピソードを思い出す。生涯多くの記述を残した白洲正子ですが、それら随筆の中で、あれほど意気盛んに事ごとへ...

四季雑感

咲く花時を違えず。とは、いつの時代のことを言ったのかしら。なんだかこの頃では、季節が入り乱れて花が咲くのを、随分みるようになって、なのに珍しいとも、違和感とも思わなくなり、そんな自分に嫌だなあと思うばかりです。やはり、春...

梅雨いり

東京も梅雨入り。ちたちたと庇をたたく雨音が、今日もはじまったよと、知らせてくれた朝です。晴れの日の快活さもいいけれど、静かな心の落ち着きを、ゆっくり味わうことができる、雨の日も好き。雨の中で匂いたつ、この花探して歩くのも...

紫陽花らんまん

紫陽花らんまん。 日本人でよかったと、噛みしめる。 今日もいちりんあなたにどうぞ。 紫陽花の 藍をとばして 雨あがる 阿部みどり女 アジサイ 花言葉「七変化」

夢の中

残した記録の中に咲く、あの日の花を眺めながら、瞼の奥で蘇る、帰れぬ景色も眺めるの。褪せない記憶も眺めるの。今日もいちりんあなたにどうぞ。 「荒唐無稽」とか「夢の中」にこそ、 日本人の忘れていたものがある。手塚治虫 ダチュ...

言葉

言葉はいつも不完全。けれど何が足りなくとも非難せず、思い上がることなく控えめに、滑稽と思わずたしなめず、冷静にいれば、たとえそれが怒りであっても、とどく言葉は珠玉の宝です。今日もいちりんあなたにどうぞ。 君の胸から出たも...

ハンカチノハナ

ねえ見て。お星様が咲いてたの。今日もいちりんあなたにどうぞ。 . 心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目に見えないんだよ。 It is only with the heart that o...