十月

九月の雨風あけゆく秋の朝、澄みわたる青天をみあげ、きょう十月が始まりました。仲秋を過ぎても、くっきり秋と思えずにいたのは、ながく酷かった夏の残像と騒めきが、ずっとこのあたりに残っていたからなのでしょう。けれど秋。この季に...