毎年7月9日・10日は「四万六千日」というご縁日です。これは東京浅草にある浅草寺の縁日がはじまりで、この日に観世音菩薩の功徳に感謝してお参りすると、46,000日分の功徳があるとされることから「四万六千日」と呼ばれます。

この日にあわせて浅草寺の境内で行われるほおずき市ですが、今年も中止になりました。祭りに花火に縁日に、下町の風物詩が一つも味わえない寂しさばかりが、町の中に漂います。町で育った人たちに、お父さんお母さんが元気なうちに、もう一度、あの景色を活気をにぎわいを見せてあげたい。今日もいちりんあなたにどうぞ。

霧雨や鬼灯残る草の中 芥川龍之介

ホオズキ 花言葉「心の平安」