霜月

十一月になりました。秋の末から冬への渡り、霜で草木が白く覆われるほどの寒さになることから、霜月と呼ばれます。地面に土を見ることの少なくなった都会では、自然の佇まい、霜の降りたことにさえ、なかなか気つけないけれど、十一月は冴える月。頬にふるる空気の冷たさに、今朝いまが、冬の隣りと確かめたはじまりです。今日もいちりんあなたにどうぞ。

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かささぎの 渡せる橋に おく霜の

白きを見れば 夜ぞ更けにける 中納言家持

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バラ 白 花言葉「尊敬」