約束ごと のこと

世間にはいろいろな約束ごとがあります。例えばお手紙や贈りもの、慶弔のご挨拶のときにも。しきたりを知り、お手本を頭の片隅に置いておくことは、いざというときの助けになりますね。 けれどそんな世間の慣用も、万能ではないですし、...

涅槃会

2月15日はお釈迦様が亡くなられた日(涅槃会 ねはんえ)。その翌日16日は西行忌です。武家出身の仏僧であり、桜の歌人といわれた西行、「出来ることなら、死ぬ時には如月の望月のころ、桜の木の下で死にたいものだ」と歌にしたよう...

Happy Valentine’s Day!

Happy Valentine’s Day! 今日もいちりんあなたにどうぞ。 私には愛しているものが2つあるの。あなたとバラ。バラは一日だけ、あなたはずっと。 J’aime deux choses, toi ...

アメジスト

旧約聖書の中にも登場するなど、古くから人々に愛されてきた紫水晶アメジスト。2月の誕生石ですね。その石にも言葉があり「心の平和」を意味するそうです。春は初夏や秋の頃にくらべると、この石ほどの艶やかな紫は多くない感ですが、こ...

花以想の記

この記を始めたのが2012年、気づけば6年の月日が経ちました。花を撮り先人の言葉を添え、滞ることもありましたが、またこのように四季折々、皆様とご一緒できれば嬉しく思います。 以前にも書いたことがありますが、ここに投稿して...

笑顔

ひとが笑っているのを眺めていると、なんだかこちらまで心がほぐれて和やかに、微笑ましい気持ちになります。ただ、笑いにも種類があり、ひとの失敗や欠点を滑稽にする笑いには、愉快な気分の向こう側に、同居する気の毒さがあり、それが...

言葉

花を束ねることが苦でないように、言葉を記すことにも愉しみがあります。花を束ねるように言葉を記し、花の容姿にときめくように言葉の響きに心も鳴らす。そして花を友とするように、言葉も友人に。今日もいちりんあなたにどうぞ。 ぽか...

岡倉天心 花

『春の東雲のふるえる薄明に、小鳥が木の間で、わけのありそうな調子でささやいている時、諸君は彼らがそのつれあいに花のことを語っているのだと感じたことはありませんか。』こんな問いかけから始まる、岡倉天心、花の一節を贈ります。...

浅春の候

立春が過ぎたとはいえ、あいさつに春と使うのは、もう少しあと。浅春(せんしゅん)の候とは、二月のお終いから三月の初め頃に使う時候のあいさつです。秋は深まるといいますが、春は浅し。さり気ない言葉の中にも、うつろう季節の気配を...

雪中送炭

これだけ風土と季候と違う暮らしをしている日本の両端で、だぼだぼと降り継ぐ雪ばかりが同じなんて、なんだか奇妙で怖いくらい。あまりの寒さと暗さには、誰しも心の隅々までやられます。 . 雪中送炭(せっちゅうそうたん)とは、華や...

ローマは一日にして成らず

なんでもやっている時は大変で、口で言うほど自信もない。けれど持ち前の我慢強さで、なんとか続けてこれた事もありました。器用ではないけど手は止めず、足は棒になってもまた歩く。今のあなたはかつての私。いつでも応援しています。今...

SNS雑感

いまやどこにいても、世界中の美しい瞬間を眼にでき、共鳴共有することができる時代。SNSの恩恵、嬉しいことですね。豊かな景色、歓びの躍動、ほとばしる愛着。それぞれの日常に、それぞれが大切にしている価値観があり、放たれるたび...