太陽の塔 再生

芸術家 岡本太郎が手がけた太陽の塔が、48年ぶりに内部公開とのこと。この鮮やかな再生に、胸を躍らせているひとりです。 外観にある黄金の顔・太陽の顔・黒い太陽は、過去・現在・未来をつらぬくエネルギーの象徴。内部には人間の精...

いつか

都会暮らしが長くなった今、田舎で育ったあの頃の、野原や山の中で摘み草をした経験は、もう一生忘れることはないのだろうと、春が廻ってくるたびに思い出しては嬉しくなります。 山の中で探したゼンマイのこと、野原で探しあてた土筆や...

何気ないこと

身のまわりの何でもないことに丁寧に向き合うこと、ユーモアある視点をもち、想像をふくらませてみること。そんな何気ないことへ心をかけることの大切さ、深く考えることの楽しさを教えてくれたのは、ロバート・フルガム氏の著書でした。...

さいわい

古い時代、日本人は、花が咲き満ちた状態を目に浮かべ、それを「さいわい」と表現したのだそうです。心の中に花が咲きあふれているように感じることが、古代の日本人にとって幸福観の証であったという、かつて見つけた記述を、桜の蕾を見...

出会い別れ 未来へ

春は出会いと別れ。出会いは壊れそうな心をあたたかく包み、別れは自分の運命を切り開く。今日もいちりんあなたにどうぞ。 過去から学び、今日のために生き、未来に希望を持て。 Learn from yesterday, live...

幸せなしごと

随筆家で知られる白洲正子。正子46歳のとき、銀座に「こうげい」という着物と雑貨の店をかまえ、15年にわたり経営をしていた事があります。 自分の好みにとらわれ過ぎぬよう、お客様の求めるものに応えようと、店の品揃えには苦労し...

前へ

幸せの形はどれも似ているけれど、悲しみの形は本当にさまざま。ずーっと心の中にある悲しみ、そこには、他人にだから寄り添えることが、もしかしたらあるのかもと、花を届けていて思います。もしもチカラになれるなら、悲しみは空に預け...

椿姫

この世の命は短く、やがては消えてゆく。ねえ、だから今日もたのしく過ごしましょうよ!~ウェルディの歌劇『La traviata(道を踏み外した女)』の中で、ヒロイン・ヴィオレッタが皆の中に立ち明るく歌い上げます。日本では原...

3月11日

長い冬にじっと耐え、一斉に花を咲かせる姿を、困難にも負けず、一生懸命に生きている、自分自身になぞらえて。3月11日。今日もいちりんあなたにどうぞ。 . 日本は、よい国だ。パンが無くなっても、酒が足りなくなっても、花だけは...

静の苧環

いにしへの しづのをだまき 繰りかへし 昔を今に なすよしもがな~伊勢物語にあるこの節は、男目線で歌われたもの。「むかし織物をつむいだ苧環(糸の玉)から糸を繰りだしたように、あの人との楽しかった昔が、今また繰り返されたら...

春愁

日に日に暖かくなり、心うきたつ春。反面そこはかとない憂いに満ちたり、もの思いに耽るのも、この季節の通例のようです。胸の奥にあるかすかな痛み、なまりのような不安を思い出しては、胸がふさぐのを感じるこれぞ春愁。 けれどこうし...

ミモザの日

今日3月8日は国際女性デイ。日頃の感謝を込めて、男性から女性へ花束を贈る日として知られます。イタリアをはじめとする世界中の各地で、恋人だけでなく、母親、職場の女性たちに花を贈る日。大人だけでなく、小さな男の子だって、大好...