内省

ひとにはそう言うくせにして、自分には出来ないことばかり。未来を心配することなく、現在を楽しむことができたら幸せというけれど、楽しめているの 私。がんはれ 私。今日もいちりんあなたにどうぞ。 . 正直に自分の無知を認めるこ...

木を見て森を見ず

木を見て森を見ず。ものごとの一部に気を取られ、全体が見れないことをいいますが、まさしく。願わくば、木を見て森も見れるようになるのがよく、もっというなら、この森の先の行く末まで、ちゃんと見えている方がよく、そうなりたい。木...

ひまわり

昔、太陽の神アポロンに恋した海の精クリティエは、その恋が叶わぬ片思いに終わったあとも、恋しい人が、東の空から登り、西の空に見えなくなるのを、まいにち毎日みていました。ひとり土のうえに立ちつくし、黒い瞳を輝かせ、九日九晩ア...

和して同せず

「和」は主体性をもちながら他人とは親しく、共感をして助け合うこと。「同」は自分の考えもないままに、ひとの言葉や行いにながされること。音楽にたとえるなら、それぞれに自分の楽器をもち、ひとのリズムにのって同調するばかりでなく...

母の日

父の恩は山よりも高く、母の恩は海よりも深し。私たちのために、家族のために、ずっとしてきてくれたこと、そして今も変わらずしてくれていることに、心からの感謝をこめて。Happy Mother’s Day! 今日も...

大人になるとは

若いころは、親からちゃんと愛されているのに気がつかず、大人の小さな癖や欠点ばかりに気がついて、それが許せないこともありました。なんて浅はかで生意気だったことでしょう。今になり親から離れ、自ら失敗をかさね、なんとか自分の力...

夏祭

祭の季節になりました。豊作を神様に祈るのが春祭、豊作を神様に感謝するのが秋祭。農業に関係するこのふたつは田舎のお祭りですが、夏の祭は都会の祭です。東京もこの週末のに神田祭、翌週は三社祭とつづき、その後も週末のたびに、各町...

草枕

人というのは、理性のみでも穏やかではいられない。情けを重んじれば感情的になり、意地になれば通すもの。だからといって、どこに住んでも同じことであり、心の平安を得たいなら、詩歌や絵画といった、芸術に親しむのがいい。よく知られ...

君ができる限り。

君ができるすべての善を行え、 君ができるすべての手段で、 君ができるすべての方法で、 君ができるすべての場所で、 君ができるすべての時に、 君ができるすべての人に、 君ができる限り。 Do all the good yo...

五月雨

連休中の新緑まぶしい五月晴れがうそのように、週が明けたら雨ばかり。五月雨の五月は旧暦の五月、それというにはまだ早い、なんて昨日思ってたばかりなのに、今朝には南で梅雨に入ったという知らせです。雨は花の父母ともいい、この潤い...

贈り物

日本の美術品に描かれた植物をみていると、西洋のそれにはない日本独特の自然観を感じたり、生命力が宿っているように思えることがあります。たとえば日本のお着物やお茶碗、掛け軸に描かれている植物には、どんな重量感ある作品の中にあ...

虞美人草

歌から知る花の名前もあれば、小説から知る花の名前も多くあります。虞美人草(ぐびじんそう)もその一つ。夏目漱石の作品に同名の小説があり、それがヒナゲシに同じと知ったのは後のことです。漱石はじめての職業小説だったこの作品、連...