マミラピンアタパイ

マミラピンアタパイ。まるで、おまじないのように聞こえるこれは、同じことを考えたり望んでいる二人が、それを言葉では表さなくとも、お互いを理解してることを現し、また二人とも、その思いを言葉にしたいとも思っていないという心もこ...

重箱日和

秋の長雨をあらわす言葉に、重箱日和というのがあるそう。はじめてききました。熊本の天草の方でいい、降ったりやんだりの雨のことという。秋の雨はどこか、さめざめとして映るけれど、お重箱のような雨ならば、おめでたい雨やら、たのし...

五欲を離れずして六根清浄を得る

五欲を離れずして六根清浄を得る。五欲とは財欲・色欲・食欲・名誉欲・睡眠欲をいい、六根は六の感覚、すなわち視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚そして意識をさします。お経の中の言葉です。 . 離れずして六根清浄を得る、とあるように、...

日に日に夕暮れ早まる10月。気づいた時には、いつも西陽は落ちていて、そのあとの、なんとなくやり残した、物足りなさを覚えながらの家路は、遊び足りないままに友達と別れた幼少の頃のそれと重り、さらにはある日の、斜陽の先に伸びた...

秋桜

群青色の秋天に、この花が呼応するのをみれば、天に地に、まさしく宇宙の色をみた思いです。冴える秋、天空への敬虔な思いは、月を花を心をも、より美しく映してくれる気がして。今日もいちりんあなたにどうぞ。 . 人に接する時は 暖...

十月

九月の雨風あけゆく秋の朝、澄みわたる青天をみあげ、きょう十月が始まりました。仲秋を過ぎても、くっきり秋と思えずにいたのは、ながく酷かった夏の残像と騒めきが、ずっとこのあたりに残っていたからなのでしょう。けれど秋。この季に...