カテゴリー: 11月
騒ぐものは騒げ、俺は青空。
早朝の用があった今朝、夜あけ前の期待は、見ごたえある朝日に与ることでしたが、ひらいた空は色も香もない曇天。毎日こうして、早々に日が詰まるのを、ぬんぐりと夜があけるのを、やわらかな陽が小春をよぶのを眺めては、なりゆき奔放な...
與謝野晶子「室内の花」
女が自我を持つことを罪悪とされた時代に、妻子ある鉄幹を全身で愛し嫉妬し導かれながら、女性の官能を華麗に歌った与謝野晶子。その狂おしくもたおやかな詩歌は、閉塞した当時の世間をおおいに驚愕させました。 . 晶子には恋愛や反戦...