SNS雑感

いまやどこにいても、世界中の美しい瞬間を眼にでき、共鳴共有することができる時代。SNSの恩恵、嬉しいことですね。豊かな景色、歓びの躍動、ほとばしる愛着。それぞれの日常に、それぞれが大切にしている価値観があり、放たれるたび...

立春

立春。今年も春が立ちました。「立つ」とは始まりを表しています。「一日(ついたち)」も始まりですものね。まだまだ色も香も淡い春ですが、黄昏方の空はうす紅く明るくなって来ましたし、余寒を伴いながらも、きたる光の兆しを感じる頃...

鬼やらい

今日は節分。現代では二月立春前日をいいますが、本来は「季節を分ける」ことを意味しますので、立春だけでなく、立夏・立秋・立冬の前日も節分といいます。節分といえば鬼やらい。季節の分けめに生じる邪鬼を、豆を撒いて払います。人間...

如月

二月になりました。如月。寒さで着物を更に重ねて着る「着更着(きさらぎ)」が語源とされています。 . 歳末新年のざわつきが過ぎて、しばらくは閑散とした日が続きますが、是としてすることないこの余白にも、季節を楽しむしあわせが...

2月になりました

昨晩は月。冷えきりの夜空を見上げれば、そこにはぽっつりと、紅くて円い月が浮かんでいました。赤銅色の月。きれいな月を見ると知らせたくなるのは何でかしら。月が済めばきさらぎ。梅に木の芽、草木のめばえ待ち遠しい二月となりました...

昔から雪は豊年の貢といわれ、それは土地の精霊が、翌の豊作を知らせるために雪を降らせる、故に雪は稲の花のしるしとされてきました。雪国のご苦労が伺える時節です。お元気ですか。どうかお怪我などされませんように。今日もいちりんあ...

さむい寒い

今冬はなんて寒いんでしょうね。突き刺さる寒さ、透徹した冷たさを身にまとうたび、身体ばかりか声まで凍りそうです。おかげでつまらぬ愚痴さえ出ませんので、まあ其れはそれでよろしく。冷たい空気に触れるたび、この身の乾いた呼吸から...

信頼

子どもは自分でできるようになりたいと思ったときに、自ら歩き始め、言葉を覚え、手本を見つけて真似をしだします。また、できる出来ないが判らなくても、純粋にやりたがるものです。自尊心とは自分を信じる心であり、人を信じる力でもあ...

冬は散歩

冬は散歩。冬薔薇や草木の枯れに見惚れながら、心地よい沈黙を嗜んだり、胸の内にある感情の沈殿に浸ったり。寒くて冷たい冬だけど、思い出すたび満たされる、景色があるなら幸せね。今日もいちりんあなたにどうぞ。 . この冬の夜に愛...

1月17日

流れる時間の中で繰り返された、さびしい季節、実らぬ時間、とどかぬ声。幾たびも肩を落とし、しかし絶えても、哀しみ憤っても、再び心を大きく動かし、はばたく勇気をもつ人々がいたことを、私たちは忘れません。混沌から立ち上がる過程...

花は野にあるように

晩秋から咲き続けていた山茶花も、そろそろお仕舞いかしら。ご近所にある、染まるほどお喋りが盛んに見えた花木はいつも賑やかで、椿ほど艶やかでないのに、どちらかといえば野暮なのに、ちっとも見冷めなくて、この冬もずっと好きでした...

謹賀新年

明けましておめでとうございます。今日この世界中の一斉に、皆さまの健康と幸せを心よりお祈りいたします。いつもいつもあなたに伝えたいことはたくさんあって、見つけたときの嬉しさはひときわです。またご一緒しましょう。楽しい一年に...