幸せの尺度なんて、自分で知ってりゃそれでいい。たったそれだけのことなのに、ついつい忘れちゃうからいけないね。他人となんて比べるなかれ、よ。今日もいちりんあなたにどうぞ。幸せを数えたら、あなたはすぐ幸せになれる。-ショーペ...

花を愛するのに植物学は不要である 稲垣足穂

花を愛するのに植物学は不要である 稲垣足穂 小さな野花に気づけたり、新しい蕾を喜べたり、ひょんな知恵で人を驚かせたり、美しいね、楽しみだね、と声にできることは、豊富な知識を持つことと同じくらい、またはそれ以上に素敵なこと...

『おてがみ』アーノルド・ローベル

≪親愛なる がまがえるくんぼくは、きみが ぼくの 親友で あることをうれしく おもっています。きみの親友、かえる≫-『おてがみ』アーノルド・ローベル.「がまくんとかえるくん」シリーズで知られる絵本作家、アーノルド・ローベ...

歌を忘れたカナリアは

–歌を忘れたカナリアは後ろの山に棄てましょかいえいえ それはかわいそう 歌を忘れたカナリアは背戸の小薮に埋けましょかいえいえ それはなりませぬ 歌を忘れたカナリアは柳の鞭でぶちましょかいえいえ それはかわ...

七夕

今日は七夕◎.日本の五節句の一つであり七夕とかいて「しちせき」と読みます。.五節句はこちら.1月7日 人日(じんじつ)3月3日 上巳(じょうし)5月5日 端午(たんご)7月7日 七夕(しちせき)9月9日 重陽(...

洒涙雨(さいるいう)

このゆふべ 降りくる雨は彦星の早こぐ船の 櫂の散りかも -万葉集.-今日の夕べに降る雨は 彦星が急いで漕ぐ船の 櫂の滴なのかな-.「櫂」は西洋でいう「オール」のこと。.七夕の夜に降る雨を、織姫に逢いたい一心...

7月になりました

七月になりました。.七月は文月記す月、ともいえるかしら。.古くは七月七日の七夕に、牽牛 織女の二星に詩歌を献じたのが「文月」と呼ばれるようになったはじまりだそう。.平安時代には七夕は宮中行事になり、短冊には書道や裁縫の上...

水無月

水無月や 木木のみづ葉も くもり日も あをやかにして 友の恋しき -若山牧水..水無月(みなづき).六月の美称におなじ「水無月」は、京都発祥の季節菓子.6月のみそか、夏越の祓(なごしのはらえ)にいただくお菓子て...

クチナシ

もっとも香しい花は内気で控えめである-ウィリアム・ワーズワース.The flower that smells the sweetest is shy and lowly.-William Wordsworth

夏至と半夏生

今日は二十四節気の「夏至」です。.夏至は夏季のまんなか◎.ですから今日は一年でもっとも昼が長くもっとも夜が短い一日なんですね。..そんな今日のお花は.半夏生(ハンゲショウ)..半夏生といえば.夏至から数え...

星に願いを

ぼくは、あの星のなかの一つに住むんだ。その一つの星のなかで笑うんだ。だから、きみが夜、空をながめたら、星がみんな笑ってるように見えるだろう。サン=テグジュペリ『星の王子さま』.In one of ...