涅槃会

2月15日はお釈迦様が亡くなられた日(涅槃会 ねはんえ)。その翌日16日は西行忌です。武家出身の仏僧であり、桜の歌人といわれた西行、「出来ることなら、死ぬ時には如月の望月のころ、桜の木の下で死にたいものだ」と歌にしたように、如月、釈迦入滅の翌16日に亡くなりました。

西行の歌には、桜によせる憂いより、思うところを言い切る潔さがあります。もしこの歌にあるように、西行の思いが釈迦を惹きつけ通じたのだとしたら、それはなんと見事なことでしょう。今日もいちりんあなたにどうぞ。

花に染む 心のいかで 残りけん 
捨て果ててきと 思ふわが身に 西行

サクラ 花言葉 「精神の美」