つばきはじめてひらく

蕪村の俳句は景色が見えます。旅人であったし画家でもあったから、よむ句も道道の花々や、鐘の音やの景色が思い浮かばれて、まるで絵画を眺めるように思えます。ゆったりと写実的なのがよさですが、この句については今朝なぜに、お百姓に花瓶を売ったのかしらと首かしげ。今年も冬が立ちました。山茶始開(つばきはじめてひらく)朝です。今日もいちりんあなたにどうぞ。

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百姓に花瓶売りけり今朝の冬 与謝蕪村

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サザンカ 花言葉 「困難に打ち勝つ」