忘れる

なんでこうも、あれだけ気にかけていたことを忘れるかと、自分に対しての呆れと諦めがやまないこの頃に、随筆家の白洲正子のエピソードを思い出す。生涯多くの記述を残した白洲正子ですが、それら随筆の中で、あれほど意気盛んに事ごとへ...