しずかなる朝(あした)の雨の
梅雨入(ついり)かな -大竹龍
ようやく東京も梅雨に入りました。入るなり、明日には明けろと願うのか梅雨の鬱蒼。
もとい梅雨入りは「入梅」とも書きますが、それは「ついり」とも発します。その雨は「栗花落(ついり)の雨」とも表され、つまり栗の花が落ちる季に、重なることからくるそうです。
「栗花落」と書いて「つゆ」と読ませたり「つゆいり」と読ませたり、文人よろしいコジツケな描法と、思わず揶揄したくもなりますが、知ればそれに由来する、奈良時代の恋物語があるそうです。
ともあれば、それを探しに旅に出ます。旅の知らせはまた後ほど。今日もいちりんあなたにどうぞ。
クリ 花言葉「私に対して公平であれ」