日本は「思い出す」ことを尊ぶ、独自の文化を持っています。花の季節になればその花を思い出し、匂いを嗅いではいつかの誰かを思い出す。色をみても味わっても、懐かしくありがたく思いを馳せる、それが日本人の感性です。
そんな心に育まれた日本語は、その場では終わらない、何度も思い出すためにある言葉。それを紡ぎ継がれてきたのが、この美しい詩であり歌なのですよ。今日もいちりんあなたにどうぞ。
いい男だったわ お父さん 
娘が捧げる一輪の花 生きている時言いたくて 
言えなかった言葉です 
-茨木のり子
ひまわり 花言葉「あなたを見つめてる」