つらつら椿

季節が消滅した都会、と言い切ってしまうのはさびしいけれど、手に取って確かめて季節を知る、が少なくなったとは云えましょう。

道々に花を見つけては嬉しくて愉しくて、今なら椿。肩を寄せ合うように咲くのもいいし、独りで咲いているのもなんだか深遠な心があるようでいいし、一重も八重も黄のしべも。

椿は葉も美しいので艶葉木(つやばき)といい、連なって咲くのを列列(つらつら)椿といいます。つばき、つやばき、つらつらつばき。

今日もいちりんあなたにどうぞ。

より少なく より豊かに
Less and More

ツバキ 花言葉「誇り」